【イベント告知・地域マネジメント教育研究プロジェクト】市民参加シンポジウム「いま水俣病を考えること」を開催します(12/2)

1956(昭和31)年の発見から67年が経過する水俣病は鹿児島県内でも発生しました。今も認定を待つ人の数は熊本県の356名に対し、鹿児島県では1064名を数えます。このように鹿児島もまた水俣病とつながりのある土地なのです。

水俣病問題の姿は、時に立場を異にする人々の闘いであり、日常を暮らす私たちがつい目を背けがちな場面の連続でもありました。しかし、患者とその家族、そして彼らを支える人々が向き合ってきた苦難とその足跡は、多様な悩みをかかえながら現代を生きる私たちにとっても、道しるべとなってくれるのではないでしょうか。

鹿児島県の水俣病を見守りつづけるひとりの写真家がいます。このシンポジウムでは、写真家の小柴一良氏をむかえ、その作品にも触れながら、水俣を撮り続ける意味や、その中で写真が果たす役割などについて参加者の皆さんと共に考えます。ここにあらためて水俣病の史実をふりかえり、写真が持つ力も借りながら、水俣病だけではない水俣を見つめます。

この機会に、どうぞ身がまえることなく、普段着のままの心と眼で、水俣病の歴史を受けとめてみてください。それはきっと、私たちすべての明日への糧となるはずです。

参加要領

  • 場所:鹿児島大学 法文学部 1号館 2階 201教室

  • 12:30 開場、13:00 プログラム開始、15:30 終了

  • どなたでもご参加できます。

  • 申し込み不要、参加費無料です。

  • 大学構内に駐車場はありません。公共交通または周辺パーキングをご利用下さい。

  • その他の詳細については下のチラシもご参照ください。

お問い合わせ

  • 中川 亜紀治( 鹿児島大学理学部 物理・宇宙プログラム、鹿児島大学法文学部附属 「鹿児島の近現代」教育研究センター地域マネジメント教育研究プロジェクト代表者 )

  • 電話:(099) 285-8077

  • メール:nakagawa@sci.kagoshima-u.ac.jp


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