「鹿児島の近現代」教育研究基盤整備

琉球人行粧之図(嫡子斉彬駕籠)

「鹿児島の近現代」教育研究基盤整備事業とは

「近現代」への史的なアプローチによる教育研究の実践とアーカイブス化

教育研究基盤整備事業では、鹿児島の近現代の政治・経済・文化・社会など地域に関する種々の史的事象についてアプローチし、資料に関しては文系のみならず理系の技法も駆使して研究を推進し、その成果をデジタル化による公開を通じて社会に還元します。

具体的な取り組みとしては、地域に残る一次資料を収集・保存すると同時に、これらをデジタル化し、目録やデータベースの作成・公開を行い、ホームページを通じて広く内外に発信します。また、研究成果を講演会やシンポジウム、出前授業などでわかりやすく解説し、地域への関心や理解をより深めることをめざします。

事業紹介

現在民間に埋もれている貴重な資料の収集・保存を進めながら、多くの人が資料を活用できるよう、データベース化とデジタル化を推進します。また、鹿児島の歴史や文化、社会に対する知識と関心を高めるべく、種々のテーマに関する講演会やシンポジウムを開催するほか、古文書等の資料解読の講座や、資料を用いた教育プログラムの開発も進めます。教員による研究・教育活動を含め、その成果はホームページや出版物を通じて発表し、地域の魅力ある歴史や文化の実像を国内外に発信します。

プロジェクトの一例

  • 鹿児島の歴史・文化・産業・社会等に関する一次資料の収集

  • 資料のデジタル化・データベース化とその公開

  • 郷土教育プログラムの開発及び提供、講座・講演会・シンポジウム・ワークショップの開催

  • 地域の文化財保存への参画

  • 各種編纂物の発行

木脇祐治・大口地頭代日記(慶應三年)
薩摩郷土人形