【メディア掲載情報】皆村武一名誉教授の寄贈図書お披露目会が南海日日新聞に取り上げられました。(南海日日新聞・12/9)

令和5年12月8日(金)、沖永良部島和泊町役場で開催された皆村武一名誉教授寄贈図書お披露目会の様子が、南海日日新聞に掲載されました。

本学からは皆村名誉教授、法文学部の澤田成章准教授が登壇しました。

(以下、令和5年12月9日付南海日日新聞8面より転載。)

古里に蔵書398冊寄贈 鹿大名誉教授の皆村武一氏(和泊町出身)

鹿児島大学名誉教授で和泊町皆川出身の皆村武一氏(78)は同町の図書館に蔵書398冊を寄贈した。8日、町役場でお披露目会があり、皆村氏は「自分の書籍が和泊町に保管され、生かされることをありがたく思う」と話した。

皆村氏は2006年9月、日置市に私設皆村図書資料館を設立した。蔵書数は約3万5千冊。今回、同館の閉館を機に、和泊町や鹿大に蔵書の寄贈を計画。22年7月には鹿大沖永良部研究チームが和泊町立図書館を視察し、町教育委員会と寄贈予定の図書・資料の受け入れ方針や活用について議論を始めた。

町立図書館が地域の拠点としての役割を向上させるため、重点ターゲットを▽進路選択を控えた高校生▽テレビや新聞ニュースで新たに得た情報を意欲的に学びたい町民▽和泊町、沖永良部島、奄美群島について調査研究したい生徒、学生、研究者―として図書・資料を選定。学生ボランティアによる選書やリスト化作業を進め、23年11月の発送にこぎ着けた。

式では鹿大法文学部の澤田成章准教授が寄贈までの経緯を説明したほか、「年に数回、沖永良部研究に携わる大学教員などが中学生に分かるように読書会(勉強会)を開く」などと活用案を提案した。

竹下安秀教育長は皆村氏の厚意に感謝し、「寄贈書は島内外の人に利用していただき、交流の場が広がることを期待する」と述べた。

このお披露目会は、奄美群島日本復帰70周年記念地域シンポジウム「沖永良部の近現代―沖永良部の現在―」の第一日目のイベントとして開催されました。

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