【メディア掲載情報】「連続トークイベント『#昭和100』第1回」についての記事が南日本新聞に掲載されました(8/11)

令和7年8月11日の南日本新聞紙面(23面)において、連続トークイベント第1回目となります「鹿児島県における戦争記憶の継承活動」の様子が掲載されました。
(以下、令和7年8月11日付南日本新聞第23面より転載。)

戦争の記憶、どう継承/平和ガイドら活動報告/鹿児島市で鹿児島大がイベント

鹿児島の戦争記憶の継承について考えるイベントが10日、鹿児島市中央公民館であった。県内で平和ガイドや語り継ぐ集いを続ける市民団体代表が活動を報告。戦争を繰り返さないために、一人でも多くの市民が自分事として考える大切さを確認した=写真。鹿児島大「鹿児島の近現代」教育研究センターが、戦後80年と昭和100年の節目に合わせて企画した。

出水市平和学習ガイドの会の神信裕会長(74)は、中学校などで実践する平和教育を報告。身近にある戦争遺跡と地域住民の体験談を生かす工夫を紹介し、ガイドの育成が課題とした。鹿児島市で語り継ぐ集いを開く山下春美さん(57)は「戦争に加担しないためにどうすればいいか、一番に考えている」と語った。

中国・重慶出身で、戦争の継承活動を研究する鹿大の江山特任専門員(33)は、鹿児島の特徴として民間主導の活動になっていることを指摘。市民団体同士の連携が進んでいない課題も挙げ「それぞれの立場で何ができるか考えよう」と呼びかけた。(赤間早也香)