【活動報告】令和7年度第7回トークイベントを実施しました(3/14)
令和8年3月14日(土)、弊センターは、令和7年度「鹿児島の近現代」連続トークイベントの第7回として、作曲家、東京音楽大学の教授であり、本センターの客員教授でもある原田敬子氏を講師にお招きし「鹿児島の薩摩琵琶継承最前線と琵琶歌の魅力」を開催いたしました。
会場となった郡元キャンパスのあらた記念会館は、本学農学部の前身である鹿児島高等農林学校に由来する和風建築物です。藤内哲也法文学部長の開会挨拶に続き、本センターの鈴木優作特任助教から、今回のイベント準備中に発見された高等農林の文芸誌『土』や句集『紫原』について紹介があり、今後センターとして研究に取り組む旨の報告がありました。
原田敬子氏の講演では、薩摩琵琶の構造や、他の琵琶と比較した際の位置付けについて詳細な解説が行われました。さらに、現在の薩摩琵琶の継承に関する貴重な調査結果もご報告いただきました。
イベント後半では、ご自身も指導者として継承に取り組まれている共研舎の上川路直光氏に、勝海舟が西郷隆盛を偲んで作詩した「城山」を弾奏していただきました。このほか、ご来場の皆様と一緒に琵琶歌「金剛石」を体験するワークショップも開催されました。
閉会の挨拶では、松田忠大副センター長が伝統芸能継承の重要性について語り、次年度のトークテーマが「鹿児島の音楽」となることが発表されました。
「昭和100年」をテーマとした今年度の連続トークイベントも今回が最終回。次年度への架け橋となる、充実したイベントとなりました。
トークイベントの様子
左:原田氏 右:薩摩琵琶を弾奏する上川路氏