【活動報告・令和5年度地域マネジメント教育研究プロジェクト】報告書『鹿児島県指宿市山川鰻窯跡の調査と研究』を刊行しました。(2/22)

「鹿児島の近現代」教育研究センターの令和5年度地域マネジメント教育研究プロジェクトの一つ「近代鹿児島における在地窯業の考古学的研究」(法文学部教授・渡辺芳郎)の一環として、『鹿児島県指宿市山川鰻窯跡の調査と研究』を刊行しました。

鰻窯跡は、2015年度から2020年度まで、法文学部考古学研究室が発掘調査を実施しました。この窯跡は明治時代の末頃、苗代川(日置市美山)の陶工夫婦が移ってきて開きました。燃焼室+3焼成室の小型の連房式登窯で、発掘調査の結果、きわめて短期間で閉窯したと考えられます。明治時代の薩摩焼というと、海外輸出された金襴手薩摩が有名ですが、その一方でこのような歴史の中に埋もれた窯もあります。近代の薩摩焼、日本窯業を考える際には、このような窯の存在も含め包括的に研究していく必要があります。

なお本報告書は鹿大リポジトリにPDF版をアップしています。

発掘調査ならびに報告書作成にご指導、ご助言いただいた方々にあつくお礼申し上げます。