【メディア掲載情報】令和5年春のシンポジウムの様子が南日本新聞に掲載されました(3/24)

令和5年3月24日の南日本新聞紙面(20面)において、令和5年春のシンポジウム「日本とイタリア―社会と文化の諸相」の様子が掲載されました。
このシンポジウムでは、フィレンツェ大学の鷺山郁子教授(日本語学文学)、近現代センター鈴木優作特任助教(日本近現代文学)、本学理工学研究科増留麻紀子助教(建築学)がそれぞれの専門の立場から日伊の文化交流に関する講演や研究報告を行い、その後、本学藤内哲也教授(イタリア中近世史)や丹羽謙治近現代センター長(日本近世文学)を交えたトークセッションで、両国の文化交流の歴史と現状について理解を深めました。
(以下、令和5年3月24日付南日本新聞20面より転載。)

日伊の文化語り合う/鹿児島大で研究者らシンポ

日本とイタリアの文化について研究者が語り合うシンポジウムが、鹿児島市の鹿児島大学であった。法文学部付属「鹿児島の近現代」教育研究センターの取り組みの一環。オンラインを含め約50人が耳を傾けた。

鹿大と交流のあるフィレンツェ大の鷺山郁子教授(日本語学文学)の来鹿を機に17日開催。トークセッションでは鷺山教授や、鹿大の丹羽謙治・同センター長らが登壇した。

鷺山教授は、イタリア語の漫画やアニメ、ゲームの影響で日本文化に興味を持つ学生が多いほか、翻訳が増えている現代女性作家への関心が高いことを紹介。「ステレオタイプでない個性の強い日本人女性がミステリーなどで描かれ、イタリアの読者も共感を持てるのではないか」と述べた。

会場からは、戦災復興や地震の多さなど両国に共通点が多いことを踏まえ、文化の共同研究進展に期待を寄せる声が上がった。(小手川美子)