【メディア掲載情報】「令和4年度地域マネジメント教育研究プロジェクト報告会」の様子が南日本新聞に掲載されました(5/29)
令和5年5月29日の南日本新聞紙面(9面)において、「令和4年度地域マネジメント教育研究プロジェクト報告会」の様子が掲載されました。
(以下、令和5年5月29日付南日本新聞9面より転載。)
地域マネジメントをテーマに成果発表/鹿児島大近現代センター
鹿児島大学が2022年に立ち上げた「法文学部付属『鹿児島の近現代』教育研究センター」の、初めての研究報告会が、鹿児島市であった。地域マネジメントをテーマに、大学の研究者が取り組んだ12件の成果が発表された。
奄美島唄の伝承に関する報告では、各地の博物館や図書館に島唄を録音した古いカセットテープが保管されていると指摘。劣化が進み、再生不能になる可能性が高く、「音の史料」として、デジタル化を推進するよう訴えた。ポスター展示による報告もあり、明治末期、苗代川(日置市美山)から山川や種子島へ「新天地」を求めて移住した、薩摩焼の陶工関連の遺構を紹介した。
センター長の丹羽謙治法文学部教授(60)は「コロナ下で制約がある中での研究だったが、良好な成果を上げられたと思う」と語った。報告会は大学内の学習交流プラザであり、約30人が参加した。(上柿元大輔)