【イベント告知】「鹿児島の近現代」連続トークイベント「#鹿児島の女性 03」を開催します(3/3・日)

「鹿児島の近現代」教育研究センターでは、令和6年3月3日(日)種子島・西之表市民会館にて、「鹿児島の近現代」連続トークイベント「#鹿児島の女性 03」を開催します。

「鹿児島の近現代」教育研究センターは、年間を通して1つのテーマについてのトークイベントを隔月で開催します。2023年度のテーマは「#鹿児島の女性」です。連続トークイベントでは最新の研究成果について、ご参加頂く皆様との対話を重ねながら理解を深めることを試みます。

第3回目は「教育×女性×人生」。鹿児島大学高等教育研究開発センターの出口英樹准教授が「鹿児島の女性と教育」と題したトークをおこないます。

同時に弊センターの地域マネジメントプロジェクト「『種子島研究』の探索および電子アーカイブ化とその教育的活用」についてもご紹介します。

参加費は無料。入退室も自由です。どなたでもお気軽にご参加ください。

『鹿児島の女性と教育』

江戸時代のこと、医学修行のため全国を漫遊した医者が薩摩藩を訪れました。この地において「女に字を書くことを教えると、恋文をやりとりしたりして淫らに流れるから教えない」との話を聞きし失笑した、いう逸話が伝わっています(吉井和子『薩摩おごじょ 女たちの夜明け』 春苑堂出版)。すなわち、かつての鹿児島においては女子への教育はほとんど顧みられなかったということです。しかし、私たちは果たしてこの逸話を「昔のこと」として笑うことができるでしょうか。
今回のセッションでは「鹿児島の女性と教育」について、歴史的経緯を概観しながら、特に現在の女性と高等教育(=大学)について考えてみたいと思います。

出口英樹 准教授(高等教育論)
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(比較教育政策学講座)学修認定満期退学。大学制度や法規、高等教育政策について研究。著書(共著)に『大学政策論』(大学教育出版)、『教育基本法から見る日本の教育と制度』(協同出版)、『教員評価制度の運用と大学制度改革』(地域科学研究会)などがある。

日時

令和6年3月3日(日)13:00~14:30

会場

西之表市民会館
※申し込みは不要です。(参加費無料)

内容

13:00~ 開会

13:10~ トークイベント
「鹿児島の女性と教育」(鹿児島大学 出口英樹准教授)

14:00〜 地域マネジメントプロジェクト「『種子島研究』の探索および電子アーカイブ化とその教育的活用」報告

14:30〜 閉会

※シンポジウムの様子について、後日、センターホームページにて動画配信される場合があります。参加者の顔や質問内容が公開される場合がありますので、ご了承ください。