【メディア掲載情報】「連続トークイベント『#昭和99』第2回」についての記事が南日本新聞に掲載されました(8/15)

令和6年8月15日の南日本新聞紙面(10面)において、連続トークイベント第2回目となります「知覧の戦中・戦後」の様子が掲載されました。
(以下、令和6年8月15日付南日本新聞第10面より転載。)


世代超え戦争考える/特攻の地・知覧で思い聞く
鹿大「近現代」研が語る会

鹿児島大学法文学部付属「鹿児島の近現代」教育研究センターの研究者が「知覧の戦中・戦後」について住民らと語る会が11日、南九州市のミュージアム知覧であった。同センターが通年テーマに据える「#昭和99」に関する連続トークイベントの第2回。約50人が参加した。

知覧は戦争中に多くの若者が特攻隊として飛び立ち、戦後は慰霊の地として知られる。同センターの伴野文亮特任准教授は「一次史料から知覧の戦中・戦後を考える」と題して基調講演。中嶋晋平特任助教と知覧特攻平和会館の八巻聡学芸員は当時の写真などを示し、参加者に話を聞いた。

当時小学生だったという男性は「みんなはだしだった。自転車はあったが、戦争末期にはタイヤがなくなって乗れなくなった」。80代男性は「親が戦死したことが非常に重く、戦争について語ることはなかった。孫が平和スピーチコンテストに出たのを機に自分も発信を始めた」など、それぞれ思いを話した。(下栗淳也)