地域マネジメント教育研究推進
地域マネジメント教育研究推進事業とは
研究成果を自治体・産業界・教育界と連携して地域社会に還元
地域マネジメント事業では、鹿児島の誇る豊かな地域資源(歴史・文化・自然)を活用した分野横断的、文理融合的な教育研究活動を推進します。そしてそこから得られた成果を、地方公共団体や産業界、そして地域の住民との連携により地域社会に還元し、社会実装や地域イノベーションの創出を促します。
また地域の小中高校生、大学生、一般市民を対象とした教育プログラムを開発することにより、地域への理解を促進し郷土への愛着を高めるとともに、地域的課題を的確に把握しその解決と地域活性化に向けた取り組みを担うことができる人材の育成に努めます。
事業紹介
地域マネジメント事業は大きく次の4つの柱から構成されます。
1.地域的特性を踏まえた新たな地域の文化的創生に関する取組み
鹿児島の伝統工芸や伝統芸能とその継承に向けた研究。現代アートを軸とした地域の有形・無形の知財の発掘と活用など。
2.本学および地域が所蔵する歴史的・文化的資源の地域への還元
地域の歴史・文化・社会に関する講演会やシンポジウム、古文書講座の開催。教育や観光、まちづくり、防災面での地域資源の活用など。
3.地域的課題把握とその解決に向けた取組み
奄美群島を含め南北600㎞に及ぶ鹿児島の地理的、歴史的条件に由来する課題の研究とその解決に向けたプロジェクトの企画実施など。
4.教育・地域マネジメント人材育成プログラムの開発・推進
芸術文化などの地域資源を社会に活用できるマネジメント人材の育成、小中高等学校と連携した歴史教育プログラムの開発など。
プロジェクトの一例
伝統工芸品(大島紬・川辺仏壇・薩摩焼)の継承問題と持続可能な取り組みに関する研究
近代鹿児島における在地窯業の考古学的研究とその保全・利活用
鹿児島市上町地区における歴史を活用した持続可能なまちづくり推進プロジェクト
近代から現代の沖永良部島の社会経済、教育に関する調査・資料収集
霧島国際⾳楽祭の価値創造メカニズムの解明と芸術⽂化事業マネジメント⼈材育成プログラムの開発