【メディア掲載情報】奄美群島日本復帰70周年記念シンポジウム「豊穣の奄美 ―研究と文化の継承―」についての記事が南日本新聞に掲載されました(3/24)

3月23日(土)、鹿児島大学で開催されました、奄美群島日本復帰70周年記念シンポジウム「豊穣の奄美 ―研究と文化の継承―」について、3月24日付の南日本新聞第19面に記事が掲載されました。


◎[奄美復帰70年]島唄 未来へつなげ/鹿児島大でシンポ「人がうらやむ文化資源」
(掲載日:2024年03月24日 媒体:朝刊 ページ:019)

昨年12月に奄美群島が日本復帰70年を迎えたことを記念し、「奄美島唄」を題材にしたシンポジウムが23日、鹿児島大で開かれ、有識者による講演や唄者のライブパフォーマンスが行われた。

島唄の研究家として登壇した鹿児島大の梁川英俊教授(ケルト学)は「島唄は人がうらやむほどの文化資源」と述べ、継承の必要性を強調し、唄をデジタルアーカイブで保存することなどを提言。「自治体などがもっと島唄をアピールしてもいいのではないか」と訴えた。

講演の直後、島唄の継承者が演奏を披露すると、会場を訪れた約90人は手拍子や口笛を交え、曲に合わせて踊った。演奏した唄者の里朋樹さん(33)はパフォーマンス後、「島唄は暗いと思う人が多いが、本当はみんなで楽しむものだ」と話し、笑みを浮かべた。

【写真説明】奄美群島の日本復帰70年を記念したシンポジウムで、島唄に合わせて踊る人たち=23日午後、鹿児島市